『嫌われる勇気』の名言をまとめました。
今回は「対人関係」についてです。
☑️前回の記事はこちら
☑️『嫌われる勇気』名言まとめ
・その①:人生を複雑にしているのは「わたし」
・その②:すべての悩みは「対人関係」の悩み
・その③:他者の期待を満たすために生きない
・その④:あなたは世界の中心(主人公)ではない
・自分に自信がない人
・人間関係が苦手な人
・コンプレックスがある人
すべての悩みは「対人関係の悩み」である
悩みを消し去るには、宇宙の中にただひとりで生きるしかない
自慢する人がいれば、劣等感を感じているからにすぎない
読み進めると、上記の言葉の意味がわかると思います。
それでは名言をご紹介していきます。
目次
すべての悩みは「対人関係の悩み」である
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
この言葉はアドラー心理学の概念になります。
悩みを消し去るには、宇宙の中にただ1人で生きるしかない
孤独を感じるのは、他人がいるから。
人間の本質として、他者の存在を前提として生きています。
宇宙の中に1人なら、悩みという概念すら出てきません。
生きることは、他人と関わること
どんな種類の悩みであれ、そこにはかならず他者の影が介在しています
孤独、比較、嫉妬、劣等感、コンプレックス
あらゆる悩みには、他人がいてこそ生まれるもの。
他人から切り離されて生きることはできません。
対人関係の中で傷つかないなど、
基本的にありえません
人と関わることは、大なり小なり傷つくもの。
誰かに傷つけられたあなたも、
誰かを傷つけているのです。
自分の短所
短所ばかりに目についてしまうのは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と、決心しているから
「自分を好きにならない」という”目的”のために
長所ではなく短所に目を向けているのです。
この点をまず理解しましょう。
「もしも赤面症が治ったらわたしだって…」
と、可能性の中に生きることができるのです
赤面症の女性は、赤面症を必要としています。
“告白できない理由、フラれた時の保険”
これらの言い訳を
「わたしが〇〇なのは赤面症のせいだ」と考えれるからです。
「自分が嫌い」な本当の理由
なぜあなたは自分が嫌いなのか?
…
それはあなたが他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを過剰に恐れているから
「こんな自分」でいることは
他者と関わらなくて済む理由になります。
実はそう考えている方が楽なのです。
あなたの「目的」は、
「他者との関係のなかで傷つかないこと」
他者からの否定、拒絶、小馬鹿にれ
心に傷を負われることを怖れています。
「それなら誰とも関わらないほうがまし」
と自分を嫌っているのです。
まずは「いまの自分」を受け入れてもらい、
たとえ結果がどうであったとしても前に踏み出す勇気を持ってもらうことです
「〇○だったら…〇〇れば…」“タラレバ”
現実を逃避し可能性の中で生きています。
自分を受け入れて、勇気を持つことが大切です。
劣等感とは、主観的な思い込み
われわれを苦しめる劣等感は
「客観的な事実」ではなく、
「主観的な解釈」
例えば”低身長の男性”は、客観的な事実です。
「低いから馬鹿にされやすい」と
「他者を威圧しない」は主観的な解釈です。
事実にたいして、どう”価値”を与えるかが重要です。
客観的な事実を動かすことはできません。
しかし主観的な解釈はいくらでも動かすことができる
わたしたちは主観的な世界の住人です。
主観の良いところは、自分で「選択」できること。
長所と見るか、短所と見るか、どちらも選ぶことできるのです。
劣等感は「成長のきっかけ」
劣等コンプレックスは「言い訳」
劣等感は努力や成長を促すきっかけになりうるもの
劣等感は、悪いものではありません。
「私は低収入だ…。だから何倍も努力して稼ぐぞ。」
そう決心できるのは、劣等感があるからこそです。
劣等コンプレックスは、自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のこと
「私は低収入だ…。頭が悪いから仕方ない」
〇〇だから、△△できないという論理は
劣等コンプレックスとして、言い訳しているのです。
「成功できない」のではなく、
「成功したくない」だと考えなければなりません
「踏み出すことが怖い」「努力が続かない」
なにかを犠牲にしてまで、人は変わりたくないのです。
つまり”勇気”を持っていないので、”不満”でいる方が楽なのです。
人生は他者との競争ではない
同じ平らな地平に、
前を進んでいる人もいれば、
その後ろを進んでいる人もいる
進んできた距離、歩くスピードはそれぞれ違えど
みんな等しく平らな場所を歩んでいます。
他者よりも上を目指すのではなく、自分の足を一歩踏み出すのです。
誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩けばいいのです
人生は他者との競争ではありません。
他者と自分を比較する必要もありません。
一歩一歩進む「小さな成長」を求めましょう。
人生は「競争」ではなく「成長」
健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの
「他者と比べる」のではなく、「理想の自分」と比べましょう。
性別、年齢、知識、経験、外見、同じ人はどこにもいません。
「人は人、自分は自分」を積極的に認めましょう。
すべての人間は「同じではないけれど対等」
知識の量、責任の違いはあれど、人間の価値は決まりません。
「大人扱い」「子供扱い」ではなく「人間扱い」しましょう。
同じ一人の人間として、真摯に向き合うのです。
いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある
前を歩く人、後ろを歩いてる人、
他人との「差」は全く関係ありません。
縦の軸のない、平な空間を人は歩んでいます。
「今の地点より前へ歩む」、それが大切な生き方です。
敵と仲間
対人関係の軸に「競争」があると、
人は対人関係の悩みから逃れられず、
不幸から逃れることができません
対人関係の「競争」は勝者と敗者が存在します。
自分と他者を比べ「勝った、負けた」と考え始めます。
競争の中に身を置き続けると、心休まる暇がありません。
他者全般のことを、ひいては世界のことを「敵」だと見なすようになるのです
競争は、周りを「敵」と認識してしまいます。
「馬鹿にする」「攻撃される」油断ならない敵、恐ろしい世界。
敗北を恐れ、勝利を求め、他人を信じなくなります。
お前の顔を気にしているのはお前だけだよ
人は誰しも「自分のことで精一杯」です。
「あなた」のことをまず見ていません。
自意識過剰でなければ、少し楽になれるのです。
他人は「敵」ではなく「仲間」
他者の幸福を「わたしの負け」であるかのようにとらえているから、祝福できないのです
対人関係が「競争」の場合、他人の幸せは「敗北」になってしまいます。
競争から離れると「勝利」が不要に、「敗北」の恐怖から解放されます。
他人の幸せを祝福し、他人の幸せに貢献できるようになります。
「人々はわたしの仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方は全く違ったものになります
対人関係で、とても大切な考え方です。
他人は「敵」ではなく「仲間」。
悩みが激減し、恐れが消え、世界は安全で快適な場所に映ります。
権力争い
もしも面罵されたなら、その人の隠し持つ「目的」を考えるのです
罵倒してくる人の「目的」は、
「闘うこと」そのものです。
勝つことによって、自らの力を証明したいのです。
相手の言動によって本気で腹が立ったときには、相手が「権力争い」を挑んできているのだと考えてください
非難し、挑発し、権力争いを通じて、
あなたを屈服させたいのです。
怒ってしまえば、相手の思惑通りになります。
権力争いは絶対に乗ってはいけません。
「権力争い」は、他人を屈服させたいだけ
「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです
「わたしは正しい」という確信は、「この人は間違っている」となります。
「主張の正しさ」→「対人関係のあり方」へ。
最終的に、「勝たなければならない」と勝ち負けを争います。
あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です
主張の正しさと、勝ち負けは関係ありません。
他者を屈服させようとすることは「権力争い」です。
争う姿勢がなければ、話は白熱しないのです。
誤りを認めること、謝罪の言葉を述べること、権力争いから降りること、これらはいずれも「負け」ではありません
「負けたくない」一心で、「権力争い」の道を選んでしまいます。
「負け」感じてしまうのは、他者との競争によって起こるのです。
まとめ
- 対人関係で傷つかないことはない
- 自分のことが嫌いな理由は、「他者との関係のなかで傷つかない」という「目的」のため
- 「成功できない」ではなく「成功したくない」
- 人生とは「他者との競争」ではなく、「今の自分より成長すること」
- 世界や他者は、「敵」ではなく「仲間」である
- 「権力争い」は絶対に乗ってはならない
「傷つかない対人関係などない」、“勇気”を持って人と積極的と関わることが大切ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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☑️『嫌われる勇気』の名言まとめ
・その①:人生を複雑にしているのは「わたし」
・その②:すべての悩みは「対人関係」の悩み
・その③:他者の期待を満たすために生きない
・その④:あなたは世界の中心(主人公)ではない
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