雑記

【書評】『メモの魔力』感想やまとめ・メモの活かし方とは?

ノート

当記事では、前田祐二著の『メモの魔力』を読んだ感想と、メモの活かし方について簡単にお話していきます。

☑️僕がこの本を読んだ理由は?

・その①:メモの取り方を学ぶ
・その②:メモの効果性の理解

上記のとおり。

メモを活用してみたい人はぜひご覧下さい。

『メモの魔力』の感想やまとめ

やり方

 

メモとは「人生のコンパス」になる強力なツールです。

メモとは「第2の脳」である

メモとは「第2の脳」です。

「第2の脳」とは、簡単に言うと「別付のハードディスク」のような意味を表しています。

・人間が持つ脳は、創造のために使う。
・「第2の脳」は、記録のために使う。

上記のとおり。

1秒でも「記憶を思い出す」などの時間よりも、人間だけができる「創造」に時間を設けましょう、ということです。

今やロボットやAIの活躍凄まじいですよね。人間の仕事がどんどん奪われるのは目に見えています。

ロボットに負けず、人間が唯一優るモノは「創造」です。記録、記憶では敵いませんが、ロボットには「創造」ができません。

『メモの魔力』では「知的生産」という言葉を使用していますが、この「知的生産」のためにメモを使いましょう。

「今晩の買う物なんだっけ?」とスーパーで思い出すより、何か「創造」のために時間を使いましょう。

 

メモで、思考を言葉に変える

あなたの思考を言葉に変えましょう。

「何がやばいのか、どうすごいのか、どこが面白いのか、なんで綺麗なのか」言葉に変えてみるのです。

☑️吉本興業の岡本社長の謝罪会見が「やばい」

・謝罪会見の場で、誠意が見えないから
・言い訳ばかり、自己弁護ばかりだから
・「嘘」をつき通すことしかしないから
・謝罪会見の時間が、5時間超えたから
・被害に合った方達への謝罪がないから

「やばい」にも、色んな意味があります。

こういう思考が思い浮かんだ時に、思考を掘り下げないと「本質」は見えてきません。

 

メモで、自己分析をする

僕はこの「自己分析」の章が1番勉強になりました。

コンサルタントの波頭亮さんと対談した際に、
「お金を持っている人から順に豊か、という時代もあったかもしれないけれど、これからの時代は『アジェンダ』を持っている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれないね」
ということを言っていました。
まさにその通りだと思います。

上記のとおり。

こんな情報が溢れて混沌としている時代において、迷っていない人は最強です。

つまり、「明確さ」が最強なのです。

・自分は何者なのか?
・自分は何がしたいのか?
・自分はどうなりたいのか?

上記のような質問に、瞬時に答えられる人は強いです。

メモをとりまくり、自己分析しまくることで、自分の「軸」が見えてきます。

「自己分析」ってなんか取り掛かりにくいですが、本当にバカにできないなぁと思いました。

 

メモで、夢を叶える

メモをとることで、夢に近づくことができます。

理由は、下記の2つです。

・その①:マインドシェア
・その②:言霊の力

上記のとおり。

マインドシェアとは、夢を紙に書いた時点で「潜在意識」に刷り込まれ、更に見直すことで「想い」が強くなっていきます。

「流れ星を見た」一瞬ですら、瞬間的に言葉が出てくるくらいの強烈な想いを持っているからこそ、行動ができるのです。

 

言霊とは、自分が「〇〇になりたい」と言葉にすることで、人から「紹介しようか?」などチャンスが広がることもあります。

言葉にしていないときよりも、言葉にしているときの方が、サポートが得られる確率が上がることは、明らかだと思います。

夢に近づくためには、メモは必要不可欠なのです。

 

スポンサーリンク

『メモの魔力』メモの活かし方を紹介

自己分析

 

僕なりに「メモの取り方」を簡単にまとめました。

下記になります。

・その①:メモする
・その②:抽象化する
・その③:転用する

上記のとおり。

簡単に説明しますので、よかったら参考にしてみて下さい。

その①:メモする

まずメモしましょう。

なんでもいいです。片っ端からメモしてみます。

・気になったもの
・人気なもの(例:タピオカ)
・ヒット映画(例:天気の子)
・驚いたこと
・感心したこと
・響いた言葉

などなど、なんでもメモすることが重要です。

なぜなら、普段の何気ない日常にこそ「アイディア」や「本質」が隠れています。

メモしないと見逃してしまうので、まずメモしましょう。

その②:抽象化する

この抽象化こそが、メモ術の根幹です。

メモしたことについて「問い」をかけてみると、抽象化することができます。

例えば3つの「問い」があります。

・その①:What(なに?)
・その②:How(どのように)
・その③:Why(なぜ?)

とくに「How」と「Why」を使ってみましょう。

「どんな(Why)仕掛けで映画「天気の子」がヒットしているのか?」や、「なぜ(Why)タピオカが今流行っているのか?」など、言語化しましょう。

その抽象化された言葉が、次の「転用する」で活きてきます。

その③:転用する

抽象化した「アイディア」を「自分の行動」に落とし込みます。

例えば、吉本興業の岡本社長の謝罪会見をメモを例にしてみます。

・メモ:言い訳をすると状況悪化する。
・抽象化:自己弁護は誠意が見えない。
・転用:問題起きたら、正直に謝罪。

上記のとおり。

岡本社長の「回りくどい返答」は、見てる多くの人が「不快」に感じたと思います。そこに「なぜ(Why)」を問うことで、想いの本質が見えてきます。

問題が発生したら、素早く謝罪する。言い訳しない。自己弁護しない。

謝罪会見のメモで、自分の行動指針を作ることができました。

このように、メモの真髄は「メモ→抽象化→転用」の順で、自分の行動に落とし込むことです。

良かったら参考にしてみて下さい。

 

『メモの魔力』のまとめ

・メモを「第2の脳」で使用する
・思考をよく深めて、言語化する
・自己分析をして、明確性を持つ
・言葉で想いを強く、夢に近づく
・メモ→抽象化→転用を意識する

上記のとおり。

『メモの魔力』での気づきは、自己分析が大切だということ。そして、普段の何気ない感情や思考はバカにならないということ。

自分のやりたいこと、夢などが見つからない方にオススメの本です。

「メモ」に対する意識はかなり変わると思うので、良かったら読んで見てください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事

【時間管理術のコツ】仕事のできる人は、優先順位をつけている。
【7つの習慣】人生を変えるきっかけになる本。絶対に買って損しない良書。