2000年以上前の古典である『論語』
これだけの月日が経ち、今なお読まれる本は”人間が生きる上で大切なこと“が数多く言葉で記されています。
本記事では名言をご紹介致します。ぜひご覧ください。
『論語』父・母についての名言
父母には唯だ基のやまいをこれ憂う。
【意味】
父母にはただ自分の病気のことだけを心配させるようになさい。
(病気はやむを得ない場合もあるが、そのほかのことでは心配をかけないように。)
【感想】
「親に心配をかけないように」と誰もが思うかもしれません。今まで育ててくれた分の親孝行をしつつ、それ以外の心配をかけないように心がける。この姿勢は大事だと思いました。
長生きを喜び、老い先を気づかう
父母の年は知らざるべからず、一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼る。
【意味】
父母の年齢は知っていなければいけない。一つにはそれで”長生き”を喜び、一つにはそれで”老い先”を気づかうのだ。
【感想】
親の誕生日をお祝いする方は多いでしょう。「おめでとう」とお祝いして、身体を気遣うことも大切です。父母、祖父祖母が、いつ誕生日、今何歳かを把握して、お祝いと「気遣う心」も持ちましょう。
『論語』仕事についての名言
速やかならんと欲することなかれ。小利を見ることなかれ。
速やかならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。
【意味】
早く成果をあげたいと思うな。小利に気をとられるな。
早く成果をあげたいと思うと成功しないし、小利に気をとられると大事はとげられない。
【感想】
ビジネスでも、ブログでも、始めたら「早く成果をあげたい…」と思ってしまうものです。しかし、その焦りが成功を遠ざけてしまいます。急がずに地道にコツコツ、やるべきことを続けましょう。
言葉 > 行動 は恥である
君子は其の言の其の行に過ぐるを恥ず。
【意味】
君子は、自分のことばが実践よりも以上になることを恥とする。
【感想】
“自分の行動より言葉が上回ってしまったら、それは恥である”という意味です。僕自身、この言葉に出会うまで、「言葉>行動」が多かった気がします。言葉よりも行動に重きを置きましょう。
『論語』生き方ついての名言
故きを温めて新しきを知る、以て師と為るべし。
【意味】
古いことに習熟してさらに新しいこともわきまえてゆくなら、人の師となれる。
【感想】
四文字熟語の“温故知新”は『論語』がゆらいの言葉です。
もう少し噛みくだいた意味は、
古くからの教えをしっかり学び理解して、その学んだことを大切にしなさい。
その上で、さらに新しいことを知ることで、いろんな応用ができるようになります。
そうすることで、他の人に教えることができる先生になれるんです。
となります。
紀元前に生きていた人の言葉なのですから、驚きです。温故知新と似た言葉もありますのでご紹介します。
「覧古考新(らんここうしん)」
過去の古いことがらを振り返って、そこから新しいことを十分に考え調べること。
「彰往察来(しょうおうさつらい)」
過去の古い事実を明らかにして、未来のことを予測すること。
「承前啓後(しょうぜんけいご)」
昔からのことを引き継ぎ、受け継ぎ、未来に繋げ切り開いていくこと。文明や文化は昔からのことを引き継ぎ、それを基礎として未来へ繋げていくべきだ、ということ。
「継往開来(けいおうかいらい)」
先人がやったことをきちんと受け継ぎ、受け継いだものを発展させながら、未来に向かって開拓していくこと。
恋愛について
吾れ未だ徳を好むこと色を好むが如くするものを見ざるなり。
【意味】
わたしは美人を愛するほどに道徳を愛する人をまだ見たことがない。
【感想】
真の美人とは、「内面」から美しい人のことです。もし容姿に自身がある方は、「本当に美人なのか?」ぜひこの記事を読んで見て確かめて見てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『論語』を読んで思ったことは、
- 広く読書を読んで
- 行動を繰り返し
- 誠実に生きて
- 信義を重んじる
です。
シンプルなことですが、生きていく上で重要な姿勢だと思います。
豊かさは、人を堕落させてしまいます。
こういう時代こそ、一人一人が誠実に生きていけいければなと、改めて思いました。
よかったら一度ご覧になって下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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